給食転職

【現場目線】保育園調理師の魅力と大変なところそれぞれ5選

保育園調理師の仕事に興味をお持ちでしょうか。料理×子ども、両方好きな人にとっては天職になるかもしれない仕事です。

この記事ではこんなことをまとめています。

  • 保育園調理師の仕事内容
  • 保育園調理師の魅力
  • 保育園調理師の大変なところ
  • 保育園調理師になるには

私は学校給食調理員時代、学校の夏休み期間中に保育園に応援に行っていました。あくまで応援なので責任も少なく雰囲気くらいしかわかっていないですが、現場の職員と関わり現場の空気を吸ったことはあるのでまとめていきます。

現役で保育園調理師をやっていて「つらい」「辞めたい」と感じている方もいらっしゃると思います。改めて客観的に今の仕事を考える参考にしていただければと思います。

 

保育園調理師の仕事内容

保育園調理師は、園児の昼食とおやつを調理するのが仕事になります。

具体的には食材の準備や調理~盛付、片付けまで一連の作業を分担して行っていくことになります。給食の仕事に共通することですが、ぎりぎりの人数で時間内に間に合わせなければならないので常に時計を見ながらという感じになります。

離乳食ももちろんありますし、盛付なども年齢別で準備を進めます。これは大変とも言えますが、私の周りにはむしろ作りたいという人もいました(将来自分が家庭を持った時のためにも)。

また近年教育現場を中心に浸透してきた”食育”に関する仕事も多くあります。

保育園調理師の魅力5選

保育園調理師の魅力を5つまとめました。

子どもと触れ合える

保育園は子どもとの距離が近いのが魅力です。料理が好きで子どもが好きという人なら天職になる可能性もあります。

この点は小学校の給食室も少し近いものがあります。ただ園のほうが年齢や人数、仕事内容の分だけ「給食の先生」としてより子どもと距離が近い感じになります。また学校同様保育園でもただ食事を提供するだけでなく、”食育”で園児と接する機会が重視されています。今後もそういった機会は増えていくでしょう。

おやつやイベント食を作れる

保育園の給食の大きな特徴は”おやつが大事”であるということです。子どもたちはおやつを楽しみにしています。

高齢者など大人用の施設でもおやつを手作りしているところが多いですが、子どもほどには楽しみにしていないでしょう。ここが他の施設の給食と保育園との大きな違いの一つです。

またクリスマスなどイベントごとに特別なメニューや盛り付けで喜ばせることもやりがいになります。

仕事量が安定している

飲食店などと比べると仕事量や雇用が安定しているというのも魅力です。売り上げや経営状況に応じて出勤や賃金が変動する心配は少ないと言えます。

そもそも雇用形態が正社員ではなく年度更新(原則更新とはいえ)の契約社員という形が多いのはネックですが、それでも一般の飲食業と比べると安定という意味では高く評価できると思います。

新型コロナの影響で多くの施設が休業せざるを得ない状況になりました。私が最も安定していると思っていた学校給食でさえストップする事態で、もはや絶対の安定はない時代になっています。

ただそれでも保育園は需要が常に高く、自治体の支援などもあるので仕事がなくなるという心配はかなり低いほうと思います。

休みが充実(日祝)

保育園は日曜日と祝日が休めます。土曜日は現場や勤務形態次第ですが、出勤したらふつう平日に代休を取れます。

この点でも飲食店よりも休みは充実していますし、完全なシフト制の病院調理などに比べて休みの予定も立てやすいです。

一般会社員と同じような勤務時間

保育園調理師の大きな魅力の一つは、一般の会社員と同じような勤務時間規則正しい生活ができることです。現場にもよりますが8:00~17:00などが多くなります。保育園に限らず調理現場は少し早出しないといけない現実もありますが、それでも学校給食などよりは遅めですし、調理の仕事の中では最もオフィスワーク会社員に近い時間帯でしょう。家事や育児との両立という面でも長く続けやすい部分です。

保育園で提供するのはお昼ごはんとおやつになります。午前のおやつがあってもあくまでおやつであって朝食ではありません。ですので朝は早すぎず、夕方には帰宅できるという会社員と同じような生活リズムになります。

一方飲食業に携わる人の多くは長時間で夜遅くなるという生活スタイルです。また他の集団調理では朝早い・夜遅いといった特徴があります。例えば病院などは朝食~夕食まで提供するのでシフト制になりますし、学校給食も朝が早いです。

 

保育園調理師の大変なところ5選

では保育園調理の大変なところをみていきましょう。
つらい、辞めたいと思う人の理由です。

給料が安い

保育園調理師の大変なところとして一番に挙げたいのがお金の面です。給食系の仕事の中でもとりわけ給料が安いという実態があります。辞めようかな…転職しようかな…と思ってしまう原因の一つです。

都心などはパートや派遣の時給が高いことがあるので一概には言えませんが、基本的に給与面で選ぶなら他の調理の仕事を選んだ方がよいということになります。

ただし保育園によっては(自治体によっては)、家賃の補助が手厚いケースがあります。ほとんど家賃の自己負担がないようなところもあるので、そういった求人を探すと給与の安さを十分に補うことができます。

休めない

限られた人数で回しているので急に休むのは難しい仕事です。

もっともこれは飲食店含めて他の調理の仕事でも同じですが、特に少人数だと一人が抜けた穴は大きくなります。代わりに出てくれる人を見つけないと休めないというのは厨房あるあるですが、この点も給食系の仕事の大変さの一つです。

アレルギー対応や安全面のプレッシャー

アレルギー対応食は大きな仕事であり一番神経を使うところです。特に子どもの場合事故の場合重篤化してしまうという確率が高いです。学校給食や病院食などもこのプレッシャーは常にありますが、園児相手だとより一層ということになります。

またアレルギー以外にも通常の飲食店以上に衛生面・安全面の配慮が求められます。

人間関係

女性がほとんどという厨房特有の人間関係の問題が起こりやすいです。また問題が起こったときに閉鎖的な環境かつ少人数なので深刻になります。

また保育士と協力して仕事を進めるという関係上、そこがネックになることがあります。調理員と保育士との間で関係が悪化すると気持ちよく働けないですし、修復も難しいでしょう。目立ったトラブルとまではいかなくても悪口嫌味、それに対するグチなどが多くなるとストレスとなります。

おそらく収入と並んで、いやそれ以上に「つらい」「辞めたい」と思う人が多い部分です。

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食育やイベントが負担

食育やイベントに携わる機会というのはやりがいであると同時に負担になることもあります。先述の魅力で挙げた点の裏返しです。

準備のための時間を取ることはできず普段の業務を続けながらになるからです。そのため結局持ち帰りで家で準備するということも多くなります。保育士や小学校教員などと同じく、働く側のサービス精神に乗じて過重な労働になっているという実態があります。

私も知的障害者施設でイベントの準備をしていた際には、クリスマスの特別食などは(時間的)サービスで対応していました。また餅つき大会などがあればその準備なども大変でした。

献立や発注も自分でやっていたのですが、そもそも普段から献立作成はすべて自宅でした。このようにブラックな環境だとイベントの負担がさらに重く感じます。

保育園調理師になるには

保育園の調理パートは調理師免許がなくてもOKです(もちろん免許があれば採用される可能性はグッと上がりますし優遇されることが多いです)。

一方正社員については調理師免許必須となっていることが多いです。

まずは雇用形態にこだわらずに現場で2年の実務経験を積み、正社員を目指すというステップアップもいいでしょう。(※調理師免許は学校に通わない場合は2年の実務経験が必要なため)

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調理師免許を独学で取得する方法については当ブログでも掲載していますのでよかったら参考にしてください。

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