飲食転職

【全業界トップ⁉】飲食業界の人手不足の現状と理由。人を大切にする企業の見分け方

飲食業界の人手不足は深刻です。それが原因で労働環境が悪化して転職を考えてしまうという人も多いと思います。

この記事では人手不足の現状を統計などを通して客観的に確認しつつ、その原因についてまとめています。また人を大切にする企業の見分け方もご紹介しています。

人手不足の現状と変化

統計

人手不足感

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2019年10月)」からみてみましょう。従業員が「不足」している上位10業種からです。

業種別(非正社員)でみると「飲食店」は78.3%(1位)となっていて、8割近い企業で人手不足を感じている状態です。これは全体の29.3%に対してダントツで、2位以下にも大きく水をあけています。

定着率

こちらも産業別で見て最も低いです。厚労省の平成 30 年雇用動向調査結果の概況です。

入職率,離職率をみると、いずれにおいても宿泊業,飲食サービス業が最も高く(入職率 29.3%、離職率 26.9%)…なっている。

同じく厚労省で新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)を公表しますのページをみてみると、

「新規学卒就職者の産業別就職後3年以内離職率のうち離職率の高い上位5産業」を見ると、大卒・高卒ともに宿泊業・飲食サービス業がトップになっています。(大卒49.7%、高卒63.2%)

他にも離職が多い産業はありますが、大卒で半数以上、高卒で3分の2近くが3年以内に離職するというのはちょっと異常ですね。

15年以上業界にいた感覚と変化

私が高校を卒業した2000年頃は就職氷河期とはいえ、今のようにアルバイトの募集に対して反応がないとか、人が来なくて店が潰れそうという話は聞いたことがありませんでした。

それが2010年代に入ってから徐々にそういう話を聞くようになって、特に2015年あたりから深刻でした。私もその頃は管理者として採用を検討する側も多くなっていましたが、パート・アルバイトの募集をかけても1件も応募がないというのも普通になったからです。以前なら相対的に不合格になっていたかなり高齢の応募者やシフトに制限がある人もどんどん採用になります。だれも来なくて社員の休みが永遠に訪れない、店自体が回せなくなって閉店というのも冗談ではなくなってきたからです。

人手不足の原因

少子高齢化もあり、どの業界でも人手不足が叫ばれていますが特に飲食業界でそうなっている理由です。

  • 給与水準が低い
  • 労働環境が良くない(長時間労働、休日が少ない、不規則な生活など)

アルバイトも時給は高くはないですし、土日優先で出勤しなければいけないなど条件があります。また人手不足から忙しすぎる店なども多く、余計に人が定着しなくなるという悪循環もあります。さらに業界全体にブラックなイメージがついてしまっているため、積極的に選ぶ人は少なくなっているようです。

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人手不足解消の方法

これらの施策が取られています。

  • 高齢者や外国人の積極的採用
  • 限定社員などの制定(パート・アルバイトよりも安定した戦力確保)
  • その他待遇改善、福利厚生の充実

人材が充実している企業の特徴

入社してかた人手不足に気付いても負のスパイラルに巻き込まれて状況はよくなっていきません。入社する前に人手不足に対処できている企業を選ぶことが大切です。

ホームページや求人広告で以下の点に注目してみましょう。

  • 働き方について「考えてる、目指してる」ではなく具体的な取り組みを書いている
  • 退職金制度などしっかり福利厚生を充実させている
  • 有給の取得について実績や取りやすさなど積極的に言及している
  • 営業時間の短縮、定休日を設けるなど売上よりも働く人を大事にしている

人手不足が原因で転職を考えている方へ

働く人を大切にする企業への転職

働き方改革もありますが、飲食業界はまだまだ古い考え方や体質が残っています。また業態的にも具体策を出して取り組まない限り、ズルズルと従業員への負担が多くなっていく傾向があります。

働く人を大切にするということを、意識的に行なっている企業を目指しましょう。転職エージェントを通じて求人を出している企業はおすすめです。ハローワークや格安で掲載できる求人誌に比べて人材獲得にしっかりと予算を割いているからです。飲食業界内で転職を考えているなら飲食専門転職エージェントがおすすめです。

飲食業界以外の進路も考えているという方は以下も読んでみてください。

同じ人手不足なら将来性の高い業界へ

人手不足の業界は労働環境が悪化しやすいですが、逆にチャンスとも言えます。そこで同じ人手不足なら将来性がある業界を目指すのもおすすめです。あなたがまだ20代で若いなら一番需要があり稼げる業界へ行くという選択がおすすめです。さてそれは何業界でしょうか。

再び帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2019年10月)」の従業員が「不足」している上位10業種からです。正社員でみると「情報サービス業界」が75.3%でトップになっています。

これらの業界では飲食業界と同じくらいの危機感を持っています。ですが大きな違いは飲食業界は特に非正社員が不足しているのに対し、IT業界は特に正社員が人手不足というところです。つまり飲食業ではアルバイト不足から社員がその時間分を埋めるという構図ですが、IT業界では技術を持つ正社員を育成するという形になります。

そのため主に20代を対象として採用してから社内でじっくり研修をするという企業も多いです。つまり全くの未経験でも応募できますしそれでも採用されやすいのが事実です。今はオンラインで学習できる時代ですから独学で基礎を習得することもできます。

また今は30代でもIT業界を目指すことができます。特にディレクターや営業職は対人スキルや管理経験が評価されるので、飲食経験豊富な人は可能性が高いです。年齢を重ねている人はポテンシャル採用はありませんのでこういった職種がねらい目です。

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