ひとりボウリングをはじめて1か月半くらい。アベレージ約170。
1本残りならほぼ確実にスペアが取れる、という状態にようやく近づいてきました。※直近30ゲームの5番残りのスペア率は90%。ど真ん中なら95%にはしたいのであとひといき。
スプリット率が10%強なので、オープン率は20%(1ゲームに2回)にできればいいかなと思っています。※オープン…ストライクでもスペアでもないフレーム。
アベレージ200以上の上級者から見たらポンコツでしょうが、これでも当初よりはだいぶコントロールがよくなりました。というわけで一応自分がやってきたことを書いてみます。
なおハウスボール、ストレートです。つまりオイルや曲がりとかは一切なしでただフォームを固定できさえすればよいという趣旨です。
コントロールが乱れる3大原因 ※私の場合
私の場合コントロールが乱れる原因は次の3つです。おそらく。
- 後ろに振り上げた時点で左右にずれている。
- 腰の高さが安定していない。
- ボールを離すタイミングやフォロースルーがずれる。
※なお誰かに見てもらったり撮影したりしたわけではありません。また勉強もほぼしていません。というわけで見当違いの可能性もあります。一応3つそれぞれについて書いてみます。
1.後ろに振り上げた時点で左右にずれている
ボウリングは振り子で転がすわけなので、後ろに振り上げた時点で大まかな方向は決まってしまいます。
イメージとして、狙うスパットと右腕を真下に伸ばした位置を結んで後ろに延長線を引き、その線上に持ち上げるようにしたらうまくいくようになりました。これは投げる際に一番根本的なこととして意識しています。つまり前を見ていますが、意識は常に後ろという感じです。バランスを取るために体の後ろに引き上げようとしてしまうので、外に開くイメージにしています。
最近はほとんど持ち上げる方向でミスすることはなくなってきました。ただ変に力が入ったりするとけっこう簡単に持ち上げる方向がずれてしまうようなので常に意識しています。
2.腰の高さが安定していない
腰の高さは今の最重要課題です。腰高でも腰を低くしすぎてもコントロールに悪影響がでてしまいます。破壊力を考えると腰は低くしてボールを強く押し出したいですが、あまり落としすぎるとコントロールが難しくなります。
私の場合理想の高さに腰を落とせているときは右足を自然にきれいに後ろにはらえるのでそれで確認を入れています。
また最後一気に腰の高さを定位置まで落とすのは難しいので、最初からひざを少し曲げて立ち、そろそろと低い腰の状態のまま助走すると安定するようになりました。
3.ボールを離すタイミングやフォロースルーがずれる
コントロールで重要なのはリリースのタイミングです。はやく抜けるような感じだと外に、持ちすぎると内にずれます。ボールが手から離れるとき、一定の距離に放る意識をしています。
投げた後の右腕や右手が一定していないときはだめです。投げた後ぶらぶらときれいな振り子の往復運動になるときは、まず狙ったピンを外れることはないです。ただなぜか縮こまって体の内側に曲げてしまったりすることがあります。あとは変に力が入りすぎて、ぶらぶら自然な往復にならないこともあります。
こういった状態を避け、投げた後は常に一定になるようにチェックを入れています。
3つの主原因以外
他の原因としては、まず単なるすっぽ抜けがあります。これはボール1個分とか思いっきりずれるのですぐにわかります。ハウスボールですし割り切るしかないなと感じるケースもあります。
また細かいずれの原因としては、助走のずれなどがあります。1歩めと5歩目の位置は完璧でも、2~4歩目が意外とまっすぐ歩けていないことに気づいたりしました。これはなにも持たずに繰り返し助走してみて気づいたことです。おそらくこういった微妙なずれが板一枚分とかのコントロールに影響を与えていると思います。
ただこれくらいではヘッドピンやキーピンを外すほどのコントロールミスにはなっていないはずなのであまり気にはしていません。
私の目指すレジャーひとりボウリングのコントロールは、狙ったピンには95%くらい当てること。また80%くらいでピンの左右どちらに当てるかをコントールできること、この程度です。
というわけで、今のところは先の主原因以外は深入りしないと決めています。
コントロールミスしたら必ずやること
1投目ならヘッドピンを外した場合、2投目ならキーピンを外した場合、必ず原因を探し出すようにしました。今も失投原因の仮説を立てるまでは次の投球をしてはいけないというルールにしています。いわゆるPDCAサイクルを失投のたびに回すということです。
といっても最近は一瞬でできるので時間は不要です。失投した直後、まだピンに到達する前に「あ、今のは微妙に〇〇になってしまったな」などわかることが大半だからです。
ミスしたときは分解・分析して理由を見つける、というのはボウリングに限らず何事にも共通することだと思います。そしてその効果はボウリングの特性上、他のスポーツ以上にてきめんです。野球やサッカーのように相手に対応する必要はないので。
仮にその失投原因の仮説がまちがっていてもかまいません。もし仮説が間違っていたら同じミスが起こるからです。自分では修正したつもりなのに。その時に「あれ?じゃあ違う原因だったのか?」と考えれば正解に近づいていきます。なので必ず、絶対、必ず、失投したら原因を見つけます。はっきり見つからなくても仮説を立てます。※←しつこいのは自分に言い聞かせようとしている。
別々の原因と思っていたものが結びついたりすることもあります。例えば私の場合腰の高さと右足のはらいは別々に考えていましたが、腰の高さが理想的なら自然にきれいに右足が払えているということに気づきました。その結果右足の状態で腰の高さをチェックするということもできるようになりました。
ボウリング中は1ゲームに1~2回くらいはスマホのメモ帳に何かしら書いています。毎投球ごとに反省しているとそのくらいの頻度で重要な気付きやひらめきがあります(最初だからで、そのうち無くなるでしょうが)。ボウリングは難しいことを何も考えずに楽しもうと思っていましたが、最近はひたすら考えてしまっています。
なお後悔は意識的にしないようにしています。後悔は無駄なだけでなく成長面で有害でした。例えば「これをミスらなければノーミスゲームだったのに…」とか「200UPだったのに…」とか思っていた時期もありましたが、そう思っていると真剣に失投原因に向き合うことがおろそかになるということに気づきました。結果ではなく原因に注意を集中してからはガタガタッと崩れてしまうことはなくなりました。つまりアベレージを大きく下げる原因となるローゲームが少なくなりました。
これをやっているとある程度諦めたほうがいい失敗理由も明確になります。私の場合すっぽ抜けや抜けが悪くて持ちすぎてしまったなどは割り切っています。ハウスボールなので「いつもの」がなくて手になじまない時やボールの穴がオイルっぽいときもあるからです。この場合ほぼ反省しません。変に他の点を修正しようとするとせっかくよかった点まで変えて迷走する危険もあります。
「素振り」をすること
私は2投目に「素振り」をすることがあります。素振りと呼ぶのが適切なのかは知りませんが、ボールを持って実際に投げる通りに予習をするということです。
実際の立ち位置から真剣にスパットを狙い5歩助走して振り子をします。そしてボールは手から離しません。私の場合ぎり大丈夫ですが、振り子が大きい人ならコケるのかもしれないくらい本番同様にやっています。
これを一回やってからだとなぜかほとんど成功します。特に7番、10番の時は効果てきめんです。斜めに歩き斜めに放る、ということを一回視覚と体になじませているからかもしれません。
ただし2回連続で投げるのと同じくらい時間を使うので、隣のどちらかでも人がいる日は絶対にやりません。2、3レーン先くらいに人がいるときはタイミングをはかってやっています。ただし毎回は恥ずかしいのであまり頻繁にはできません。ガラガラの時は遠慮なくやっています。
※なおこの「素振り」はマナー違反なのか、大会等では反則なのかは知りません。
これをやると端のピンに対するコントロールが上がったので一応書いてみました。
コメント