給食と飲食の仕事はどう違う?それぞれのメリットデメリット

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厨房の写真。飲食→給食。

今飲食の店で働いているけど、給食の仕事ってどうなんだろう?という方向けに給食の仕事が一般の飲食とどう違うのか簡単にまとめてみようと思います。

記事では飲食に比べた際の給食のメリット・デメリットというまとめ方をしてみました。ただ人によってはこれが逆だったりどちらとも言えないという場合もあるかと思います。

ひとくちに給食の仕事といっても現場にはいろいろあります。記事は学校給食など”いかにも給食”を念頭に置いて書いています。

目次

給食の仕事のメリット

まずは飲食と比べた際の給食のメリットです。

しっかり休める

学校給食は休みが多く、ほぼカレンダー通りにしっかりとることができます。飲食では連休自体がめずらしいところも多いのでこれは大きなメリットです。

ただ定休日がない施設など、シフト制の給食はこの限りではありません。例えば介護施設や病院などです。ただいずれにせよ給食は飲食よりも日々の業務量が安定しています。そのためよほど人手不足等が重なったりしない限り休みの心配は少なめです。

労働時間が短め

学校給食は残業がないところがほとんどです。

ただこれもシフト制の給食では早出やサービス残業が常態化しているところも多いです。ただ総じて飲食業界よりはマシと言えます。

メニューが毎日変わる

給食は毎日献立が変わります。

毎日同じ料理を繰り返すことが多い飲食と比べ、飽きがこない等のメリットはあります。ただ一定の料理をきわめたり特定の技術を伸ばすことはできません。

調理に集中しやすい

学校給食調理員は調理以外のことをほぼ考えなくていいです。

飲食店ではメニュー開発・食材発注・原価率やFL比率・売上ノルマ・シフトなど考えることがたくさんあります。給食調理師はこれらをしなくてよいです。

もちろん学校給食以外など広い意味での給食では、立場によって上記のような仕事があります。ただ給食系では総じて飲食店ほど管理系の仕事が多くありません。したがって調理そのものに集中しやすいと言えます。

接客しなくていい

上の項と関係しますが、給食は基本的に接客がありません

もちろん多少は接客がある給食もあります。ただ飲食店ほど大きなウエイトを占めることはありません。

飲食のストレスで大きい要素の一つが接客なので、これを大きなメリットと感じる人も少なくありません。

意外と将来性がある

給食業界は意外と将来性があり安定しています。将来性といっても高収入という意味ではなく、失業のしにくさという意味です。

特に学校給食は大量かつ手作り度が高いため、その経験者は他の給食業界からも評価されやすいです。

今後も需要大なのは介護食系です。他にも中食やセントラルキッチン、あるいはケータリングや食品加工工場など経験が評価される転職先が多数あります。大量や標準化という要素が給食と関係しています。

調理師免許を活かせる

これはメリットと呼んでいいのか微妙ですが一応書いておきます。飲食店よりも給食のほうが調理師免許を”資格”として活かすことができます。

これは給食業界が調理師免許保持者を評価するためです。実際現場社員だと調理師免許必須という会社が多いです。

一般の飲食店では調理師免許の有無はほとんど評価されません。

給食の仕事のデメリット

次に飲食と比べた際の給食のデメリットです。

仕事が単調で経験値は広がらない

メリットの方では「メニューが毎日変わる」というのを挙げました。ただ裏を返すとメニューが変わるだけで一日のパターンは変わりません。給食の仕事は単調で”遊び”の入る余地はありません。毎日の忙しさもほとんど一定です。大量調理系の経験値は伸びるものの、幅広く料理スキルを伸ばしたり応用力を鍛えたりはできません。

飲食や専門店の場合、まかないやその他応用が入る余地がけっこうあります。給食の場合は決められたとおりにすすめ、食材の実験的な使用等もする余地がありません。したがってオリジナリティやクリエイティブさを鍛える機会はありません。

給与が安い

基本的に収入面は飲食店以上に厳しいです。

気持ち程度の昇給があっても実質ほとんど頭打ちです。これは会社の収益が飲食店のような売り上げではなく、受注契約に依存しているからです。契約の入札競争は人件費を下げることが重要なカギのひとつです。

現場の人間が頑張ったり経験を積んでレベルアップしても収入面で大きく変わることはほとんどありません。

なおこれは民間委託の場合で、もちろん直営つまり公務員ならこの限りではありません。

量が多く体力勝負になる

給食は量が多いため力仕事も多く、夏の暑さなども尋常ではありません。そのため体力勝負になります。

ただ先述のように労働時間や休みの点では勝っているため、瞬発力があればOKという感じになります。

いっぽう飲食は長い一日を持たせる、あるいは次の休みまで持たせるという持久力が必要です。

衛生面は厳しい

飲食店に比べると給食は衛生面が厳しいです。

例えば生肉を触る際には手袋・専用のエプロン・専用のくつなど完全装備しないといけません。その他道具やエリアの区分けなどが細かく多いです。一般の飲食から移ってくると最初これが面倒という人も少なくありません。

なおファミレスチェーンなども衛生マニュアルが細かく多いです。ただ実際にはあまり守られません。一方給食の場合は守るのが当たり前です。

もっともこれは人によってはメリットと感じるはずです。飲食店の不衛生・無頓着さに嫌気がさしているという人も少なくないからです。

栄養士に絶対従わなければならない

給食現場の特徴のひとつは栄養士が絶対であることです。指示には従わなければなりません。衛生面の指摘や調理の仕方まですべてです。

特に入ったばかりの新人は栄養士から常にマークされ、一挙一動を指摘されることが多かったです。

性格や相性によりますが、これがストレスになる人もいます。例えばプライドが高かったり職人肌だと難しいです。

それぞれの転職難易度と転職後

私も飲食・給食を往復していますが、こういった転職は難しくありません。

飲食→給食

飲食店から給食業界に行く場合、まず条件として調理師免許が必要になることが多いです。

専門料理やホテルなどから転職してきた人たちは総じて給食は簡単という感じで話します。調理経験的にも歓迎され、採用もされやすいです。

いっぽうファミレスチェーンなどから給食に入ると最初難しい場合があるようです。これは実際に移ってきて苦戦している人を複数みてきました。短期間で辞めてしまった人もいました。主に基礎的な調理知識や経験値がネックになるようです。調理といっても難しい技術などはいらないので、1年など少し辛抱できれば慣れて大丈夫だったとは思うのですが。

給食→飲食

逆の給食から飲食というパターンもあります。これも実際に移っていった同僚など多かったです。ただ給食しかやったことがないという場合、最初雑多な業務に慣れるのが大変だと思います。やはり給食の方が総じて仕事がシンプルだからです。

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