料理を”仕事にする”ことでしか身につかないこと7選

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盛りつけられていく料理。

料理は独学しやすい時代になりました。動画などがいくらでも見られるようになり情報に困ることはほとんどないからです。

ただやはり仕事として経験しないと身につかないことというのがあります。この記事では7つ挙げてみました。場合によっては仕事にしてしまうと嫌いになる理由7選でもあります。

料理は好きだけれど仕事としてやるか迷っている、という方は参考にしてみてください。

目次

1.他人に食べさせる経験

家事や趣味で料理する場合は身内や友人に食べてもらうことになります。

ところが仕事の場合は赤の他人(「お客様」ですがあえて言えば他人)が食べることになります。しかもお金を頂戴してです。

人様の口に入るものなので安全性も含めて責任重大です。マニュアルがあったり献立が決まっている場合でも最初はドキドキするかもしれません。

自分でメニュー作成、献立作成、発注などもするようになると、否応なく勉強せざるを得なくなります。

毎日たくさんの他人に食べさせるという経験は知識や腕を客観視する上で役立ちます。

2.ダメだしされる経験

家事や趣味で料理する場合でもダメ出しというのはあります。この場合言うほうも言われるほうも上下関係はありません。別に逆切れしてもよいです。

仕事の場合、ダメ出しはたいていそうではないです。親方、上司、責任者、本社など職場内で自分より上の立場から来ます。

ダメだしされることではじめて気づく自分の悪い癖や傾向などもありました。

料理の場合職場や伝統による謎ルールもあったりしますが、やはりある一定の権威のもとでダメ出しされるというのは自分を成長させる訓練にはなります。

3.大量調理のやり方

よほどこじんまりした店でない限り家では経験できない量を扱います。

大量に調理する場合少量とは勝手が違う部分があります。

余熱の入り方、水分の調整、など。

また段取りも違ってきます。家だとお湯を沸かしている間に野菜の皮をむこう、などという感じですが大量だとそう簡単にいきません。

こういった大量に料理する勝手というのは家で練習しようとしても不可能です。

4.業務用の機材や食材の知識

業務用として使われる調理機器というのはふだん家庭では経験できないものもあります。

フライヤー、スチームコンベクションオーブン、保温庫、そのほか瞬間冷凍系、真空系、低温調理系などなど。

業務用の食材は、冷凍食品なども含めてあらゆるものがあります。

街中には業務スーパーもありますが、業務用食材卸業者とのつきやいややり取りで勉強になることはたくさんあります。

5.チームワーク力

厨房では分担と連携で作業することがほとんどです。

一人で料理する場合とはいろいろと異なります。周りを見てタイミングを合わせることもそうですし、他のメンバーに引き継いでも大丈夫なように仕込みや料理をします。

段取りを共有できていないとだめなので状況把握力や段取り力も上がります。

6.スピード

仕事の場合どんな料理スタイルでも時間との戦いなのでスピードが上がります。

例えば大手の飲食店の場合提供時間の目安が決まっていることがほとんどなので、スピーディーにさばかなければなりません。

コース料理ではタイミングをはかりながらスムーズに提供していきますし、給食系では喫食時間に温かい状態で出すように間に合わせます。

どんな仕事でも技術的なレベルが上がる主な理由のひとつは大量に作業するからです。

7.利益や原価を考える習慣

仕事の場合なにはともあれ利益や原価を考えることになります。

いい食材を使えばおいしいものができますが、それでは商売にならないケースはたくさんあります。

人件費のこともあります。手間をかければおいしいものができますが、それでは赤字になることもあります。

飲食業はものすごく利益率が低いシビアな世界です。

まとめ

以上料理を”仕事にする”ことでしか身につかないこと7つを挙げてみました。

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