ニュースを見ていると新型コロナウイルスの影響でUber Eats(以下ウーバーイーツ)が大人気らしいです。でも私は一度も利用したことがない。気になるけどなぜか頼みたくない。
最初はモヤモヤとした感じだったのですが、整理するために書き出してみるとはっきりしてきました。たぶん調理師として仕事をしていたことが大きいみたいです。
この記事ではその理由をまとめていきます。
※本記事はウーバーイーツを否定したり悪く言ったりする意図はまったくありません。記事の目的としては、魅力を感じつつもどうしても利用しない人というのはどういう人なのかという参考にということです。
ウーバーイーツを試す気にならなかった理由
基本的には衛生面の不安です。まっ先に気になったのは実はトイレです。しっかりと手洗いできる環境があるのだろうか、ということです。ググってみるとどうやら皆さん公園やコンビニを利用しているようです。ただチェーン系の注文が多いのでお店のトイレを利用しているというパターンもあるようでした。
また私は服装に対して敏感になってしまっているところもあります。働いている環境では厨房からトイレに入るときは白衣を脱ぐという環境が長かったからです。
気にしすぎというのはわかっています。そもそも外を走っているんだし自転車のサドルやインターホンやら触っています。というか私もケータリング業をやっていたことがあるので、一度梱包してしまった後はあくまで荷物という扱いをするのはわかっています。それで本来なんの問題もありません。
ただ一度ネガティブなイメージしてしまうと問題が多いと不評だった時期のイメージを払拭できなくなってしまいました。スピードを優先するあまり人が口に入れるものを運んでいるという意識がまったくない?人がいるという事実がどうしても拒否反応を起こさせます。やはり口に入れるものは宅配ピザ店など料理の企業という母体に属している人にお願いしたいと思いました。
他には個人に住所と顔を知られたくないというのもあります。もしへんな人がきてラーメンの汁が全部なくなっていたり料理がごみみたいにぐちゃぐちゃになっていても正当な文句も言えないかもしれません。家と顔を知られている個人に逆恨みされるのがとても怖いです。相手が一方的にこちらの自宅を知っているというのもフェアじゃない感じです。いざという時にトラブルを伝えられるしっかりした窓口がない気がするのは不安です。
あとは料金面、一度使ってしまうと感覚がまひしそうなのもこわいです。そもそも私は自炊派なので人と会う以外はふだん外食もほとんどしません。理由は業界の中の人だったので外食産業がいかに安い食材を利用しているか、質のわりに割高かを知っているから。外食もコンビニも贅沢と思っている人間にはウーバーイーツは価格的にものすごくハードルが高いです。
いろいろ試さない理由を書いてきましたが、本音の一部には「一度使ってみたら便利すぎてハマってしまった」となるのが怖いです。普段スーパーでセール品や見切りの半額食材ばかりを購入しているのですが、節約を楽しむ生活から一気に散財派になってしまうかもしれない。食事を作ったり買いに行ったりする時間を節約してその分稼げる人はいいですが、私の場合はだらけるためだけに利用するようになりそうです。またウーバーイーツはどうしてもファストフード系が多いので、もしハマったらさらに健康診断の数値が悪化しそうです。便利かもですが、その分お金と健康を奪われそうだから使わないことにしました、半分負け惜しみです。
よく考えたら上記の多くは外食しなくなった理由そのものでした。ウーバーイーツの前にそもそも外食に対してネガティブなだけだった気もしてきました。
でも外食しないもう一つの理由は、引きこもり系なので自宅で食べるのが快適だからです。ということでウーバーイーツの魅力とジレンマについて追加して書いてみます。
ウーバーイーツの魅力とジレンマ
いろいろ利用しない理由を書いてきました。でも魅力を感じている点はいろいろあります。
まず最低金額いくらというのがないのは大きな魅力です。どうしても何か頼みたい、でも通常のデリバリーは最低金額が1,500円以上とか高いから頼めないということは確かにあります。
また届けるのみで余計なサービスはしない、というスタイルにも魅力を感じます。私は日本の過剰な言葉遣いとかは好きではないからです。
結局当座は試さないことにしましたが上記を考えるとちょっとジレンマです。ただやはり今はいいやと思った自分について考えてみると、どうやら”効率”という考え方や言葉が好きじゃないみたいです。
どうしても効率優先
ウーバーイーツで働くとしたらどうしても効率優先になります。仕事なので当たり前ですがその程度が問題になります。
自社のピザの配達だったらやっぱり優先順位はこうです。
- 丁寧に気持ちよく届けること
- スピード
2.は大事だけれど1.を削ることはしません。
でもウーバーイーツはどんなにサービス精神旺盛で誠実な配達員さんでも
- 効率とスピード
- 丁寧に気持ちよく届けること
という順番になりそうです。おそらく2.を削ってでも1.を追求する人の方が多いでしょう。
過剰なサービスはいらないけれど、効率を求めすぎて安心がおろそかになるレベルに達するのは嫌です。
コメント