おじさんですがリラックマ農園ちまちまやっています。あと最近すみっこにはまっていましたが結局リラックマに戻ってきました。
初期のころからのファンだったのですが、10年前くらいから変わりつつあるのを感じていました。そしてここ5・6年はそれが顕著なので、そこまで情報やグッズを収集しなくなりました。
そろそろリラックマは20周年ですが私はずっと初期のリラックマが好きです。
リラックマが変わったのはいつから?
なんだか変わってしまったリラックマ。
私の中であれっ?という違和感を最初に覚えたのは「ボンジュールリラックマ(2010年)」です。だらだら→飛行機はダメでしょと。ちょっとリラックマにしてはアクティブすぎました。
ちなみに2008年の「お外でごろん」もある意味変わった瞬間だけど、ごろんしているからまだ全然セーフでした。
そしてリラックマは宇宙に…「もうなんでもありかー笑」となりました。まあでも百歩譲って宇宙でだららんはしていました。
やはり決定打はチャイロイコグマ。肝心の着ぐるみとだらだら感はどこ行った?
公式サイトのヒストリーの最近なんて初期の世界観皆無なんですが。
最近のリラックマの違和感
初期が好きだった私としては最近のリラックマはかわいいにしても何か違和感がぬぐえません。
絵のテイストやシチュエーションもそうですが…
最近はとにかく絵の中でファンの方を向きすぎていて、あるいはカメラ意識しすぎていて、それが伝わってくると「なんか違う」感を受けます。個性派だったタレントが人気が出たら空気読むようになった的な。まあ仕方がないのもわかりますが、計算と媚びが先に伝わってくるのが残念。私がひねくれているだけかな。
一方初期のリラックマはほとんどこちらを見ていない気がします。ビジュアル的にもだけど気持ちの面で。リラックマ自身はぜんぜん見られている感じじゃなくて、ファンのことなんか考えてなくて、ただ生活の一コマを勝手に切り取られている感がよかったです。
今は優等生すぎます。昔はそうじゃなかったです。例えばごみ箱にべしっ…のやつとか、散らかし放題の部屋でだらだらとか。見た目かわいくなかったら敬語使ってるだけのひきこもりくず(笑)。このくらいのくずだからキイロイトリもキャラが立っていたなあと。
最近の優等生ぶりだとリラックマの強みの一つだったギャップが感じられません。だらだらでキイロイトリに迷惑かけまくっているくせにやたら丁寧な敬語だったり、コリラックマにどんなにいたずらされても怒らなかったり。
喜怒哀楽もなくなってしまいました。昔はちゃんと怒がありました。キイロイトリがプンプンしたり、コリラックマとケンカみたいなごたごたもありました。哀もコリラックマがおもちゃを壊して号泣とか、他にもちゃんとたくさんありました。こうして”全3キャラが立っていた”のに、主役がだらだらしなくなったらだめでしょと。今は4キャラ全員が”キャラが立っていない”状態。もっと言うと全員同じ方向を向いている”ただの仲良し4キャラ組”。仲良し4人組なんてどこにでもいる気が…。
コリラックマもここ10年くらいは狙ってる感がすごいので…あれです、あざとい批判されるアイドル的な感じで。いっぽう初期は、特に「コリラックマのヤンチャな毎日」とかはそういうのがないのがよかったです。まあ、あざといのはもともと少しはあったかも。ただ昔はあざとさの限界を超えてはこなかったです。
ちなみに3キャラクターの個性が確立したという意味で「コリラックマのヤンチャな毎日」の完成度はやっぱり秀逸で、初期の頂点だったなと感じています。たぶん一番グッズを持っていたシリーズです。
最近は演じるようになってしまった(演出されすぎるようになった)コリラックマ、そしてリラックマも。トリさんが一番変化が少ないかも。
でこの話の本丸であるチャイロイコグマ。まあ単体で見ればかわいいです。リアルな動物よつんばいなのも悪くはないし色合いもリラックマより好きです。でも雰囲気的にも世界観的にも3キャラのままのほうがいい…別に登場しなくてよかったです。だって野生なのにビジュアル的にリラックマとそっくりって、主役の着ぐるみ設定ぶちこわしてないですか…。※個人の好みです。チャイロイコグマファンの方にはごめんなさい。
あとチャイロイコグマの登場からだらだら感も加速度的に消失してきました。ここでちょっと「すみっこぐらし」の話になりますが、すみっこたちはみんな悩みや秘密を持っていてそのネガティブな部分に共感ができるのがいいです。リラックマもある意味同じで、着ぐるみという秘密感と「こんなにだらだらしてもいいのかもしれない」という部分にひきつけられました。そこを消したら凡百のただ表面的なかわいさだけが目立ってしまうキャラクターたちと変わりません。せっかく差別化できていたこの2つのポイントを最近ぶち壊してしまって、浅ーい「かわいさ」に偏っているのが悲しくてなりません。このままどんどん浅い、薄っぺらい感じになっていくのか…。もう初期の頃のような、意外に深いなと感じさせる名言や名台詞は見られないのか…。
初期リラックマの崩れ具合は絶妙
ちなみに初期の絵のくずれ加減も好きです。最近のは芸術的なのとか…完成度が上がりすぎてて、それはそれでいいんだけれど手書き感が満載だった初期最高。
「たのしいごはんがいいごはん」の目とか。
初期は目の大きさやその他パーツがその時によってまちまちです。寸法が確立していなかったのでしょうか。まあこれについては現在の安定した大きさのほうがいいとも思いますが、なんというかちょっと崩れているほうがじっくり入り込んで見ちゃうんですよね。
余談で、崩れとはまた別かもですが好きな絵の一つが正座の時。足どうなってんのこれ?笑。こういうところにひきつけられます。
結局最後は初期デザイン
昔数えたとき持っているグッズが300を超えていました。ぬいぐるみから文房具などまで大小合わせてです。このころはクレーンゲームにはまっていて30cm級のぬいぐるみが20個くらいありました。部屋の整理でずいぶん里子にだしました(=人にあげたり、ネットオークション等でゆずりました)。
本も発行されたすべてを持っていたのですが、ごく一部を除いて売ってしまいました(基本の絵やセリフもぜんぶ覚えたことだし)。
今は物を増やしたくないのもあってなるべく購入しないようにしています。
でもどうしても手放せないものや買いたくなるものも少なからずあって、それはやっぱり初期っぽさがあるものです。絵のテイストもですが、特に世界観と温度感。リラックマがへやでゴロゴロしているのがわかるやつ。
どんぶり、お皿、この2アイテムは毎日のように使っていました。
初期に作られたものか否かではなく、この「ふつうの部屋にいるリラックマたち」という初期設定であることが大事。
なおオセロなんかは顔しかないしシンプルデザインでgood。オセロ特に好きじゃないけどリラックマだとやる。
ゲームつながりだとトランプもけっこう遊びました。他に夜ふかしとか…確か4つくらい持っていましたが、結局残ったのはこれ。初期の基本。これだけは手放せない。
ついでにかるた。これは2012年ですが、まだ初期の基本に近い部分が多い。
リラックマロボット掃除機。これはデザインでひとめぼれ。この絵をチョイスしたセンス最高。
やっぱりごろん最高。かわいさを出そうと媚びている感は出ちゃってますが、ギリギリの線は超えてこないのが最高のバランス。「リラックマ・リラックマ」特に第1弾のこのポーズは個人的には最終回答。初期の頃よりもパーツなどのバランスを整えたうえで、基本の世界に立ち返っている感。同じデザインのコップやクリアファイルも使っています。
ちなみに掃除機の性能的には予想通りアレだったので、クローゼットの中に飾ってあります。(8,000円くらいしたのに…デザインのみにお金を払う人っているんだなあ…自分のことだけど)
最近だと、といってもちょっと前ですがこのリラックマの英語本を衝動買いしました。正直表紙で一目ぼれして買いました。リラックマ+ビーズクッション、とか基本に飢えていたのかもしれません。
私の英語力は中一の二学期レベルなので、勉強したほうがいいのにしていません。でも枕元に置いています。文字は一切読まずに絵だけ見て寝ています。
グッズ以外だと、立川にリラックマバスがあらわれたときはただ乗るためだけに立川行きました。市内を無駄にグルグル回って、外の景色には目もくれずただ車内だけを凝視していました。3号車まで乗りましたが特に1号車の興奮は忘れません、やっぱり初期。
リラックマショップも東京駅とソラマチとオープンしたらわりとすぐに行きました。あの頃は絵の完成度が上がりつつもまだ世界観は初期でした。DSのリラックマソフトも全部遊びましたが、スマホではもうあの初期っぽさは味わえないでしょう。
昔を懐かしんでしまうとは年を取りました、このくらいにしておきます。
でこの記事でなにが言いたいかというと、まずはリラックマ20周年おめでとうってこと。
そしてサンエックスさん、今後も初期の基本リラックマ風をぜひよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (1件)
すごく共感します。私も初期のリラックマが好きで、ずっと寝そべっていたりおやつをぼりぼりと食べていたりするのが大好きです。初期はマーカーの様な一本線で描いていたのがいい。
最近はリラックマもキャンプしたりふわふわな描画でそれはそれで可愛いけど、だらけてるリラックマへのキュンキュンした感じがなくなってしまった。コリラックマはまあまあ動いていたので、絵本の世界の着せ替えやチャイロイコグマとはちみつを取りに行ってても可愛いなと思います。あとは、コリラックマは眉間に皺を寄せて嫉妬してたり泣いてたりするのがキュンときますね。