包丁

包丁が怖いという人に知ってほしいコツ~車と同じで真横が一番安全

この記事にこられたあなたはもしかすると包丁が怖いと思っているでしょうか。でも上達したい、せめて人並みに使えるくらいにはなりたい、と思っているかもしれません。

大丈夫です。包丁は最初はだれしも怖いですが、必ずその感覚は克服できます。私も調理師なのに最初何年も包丁怖かったですが今は大丈夫です。

この記事では包丁の怖さを克服するために、なぜ切ってしまうのかということを右手と左手の役割など具体的なところから考えていきます。

包丁が怖いという症状

  1. 見るだけで怖い(先端恐怖症や犯罪など悪いイメージなどからの神経症)
  2. 一度も指を切ったことないが切りそうで怖い
  3. 指を切ったとき痛かったので怖い

①は料理とは別の精神的なものです。もし金属の見た目でより怖くなっているという場合は、セラミック包丁がおすすめです。また鋭利さが怖いという場合は子供用包丁から使ってみるという手もありです。

ここでは②と③について考えていきたいと思います。

まず②の一度も指を切っていないのに包丁が怖いと思ってしまう方はよく言えば慎重、別の見方ではちょっと臆病なところが強いのかもしれません。そういう方が大けがをした人を見た、あるいは話を聞いたので、絶対に切らないように気を付けなければならないと思っているのかもしれません。③の指を切ってしまって怖いという場合、痛いという経験が軽いトラウマになっていると思われます。

では逆に怖くない人というのはどういう状態・感覚なのでしょうか。

怖くないとはどういうこと?

では臆病で指をさんざん切ったこともある人でも包丁が怖くない人がいますが、なぜ怖くないのでしょうか。

  1. 指を切らない包丁の動き(メカニズム)を知っている
  2. そしてその通りにコントロールできるように練習して慣れた

恐怖心を持っているという場合①の段階でつまづいていることが多いと思うのでここから見ていきましょう。

右手に注目する

指を切ってしまうときの動きとはどういうものでしょうか。例えばいわゆる猫の手をしているのにせん切りで指を切ってしまうというのは、右手で包丁を高く上げすぎたからです。

とてもはっきりしています。ですので、次回からはそれよりも上げないようにします。左手は猫の手にする+右手は包丁をそれ以上上げない、そうすれば100%絶対に大丈夫です。意識は左手ではなく右手の高さのみに集中します。必要以上に持ち上げている可能性があるので、逆に持ち上げ足りない状態を再現してみます。ギリギリどのくらいまで持ち上げれば食材の高さと同じになるか動かしてみるといいでしょう。

よく「包丁の正しい使い方」というといわゆる猫の手をしましょうなどという形、左手のフォームを覚えることと思いがちですが、実際目標とするのは確実に食材の切りたいポイントに包丁を導くことです。つまり右手のコントロール。

左手のフォームが間違っているのか、右手のコントロールがきかなかったのが原因なのかを突き止めましょう。大抵は右手に原因があります。このように包丁で指を切ってしまうという現象には必ず自分が間違った動きをしたという理由があるのでそれを確認して次回に生かしましょう。

刃物はクルマ、左手は歩行者

包丁やピーラーは車のようなものです。つまり進行方向へはいつ暴走してもおかしくありません。そして距離が離れるほど危険度は増します。暴走しているのでパワーもありますし、ハンドルが曲がっていたら斜めへ走る可能性も高まります。

でも唯一絶対安全エリアがあります。それは真横。車の横に立っていればどんなにハンドルを切っても、急発進しようとも、間違えてバックしようともひかれません。

実は包丁やピーラーを使う時も全く同じです。常に刃の真横に指がある状態にしましょう。そしてピーラーなどを使う時は進行方向に指がない状態にしましょう。離れていても進行方向は危ないということも覚えておきましょう。

正しい動きで徐々にスピードアップ

しかし、ほとんどの場合こういったことはわかっているけど切ってしまいます。それはスピードを上げようとするからですが、その時に正しい動きの範囲から外れてしまいます。

基本的な動きは知っているのにせん切り、皮むきなど単純な包丁作業でケガするのは、急に自分よりもうまい人のスピードでやろうとするからです。

自分の経験値・レベルでコントロールできない速さに急に上げない、徐々に上げるにはどうすればいいでしょうか。

  1. 今の限界のスピードより急に速くしようとするのをやめてほんのちょっとだけ速くしてみる。
  2. 包丁と左手の動きが正しい状態を保っているか確認する。
  3. せん切りなどでは右手がいつも同じ高さで持ち上げられているかチェックし、持ち上げる高さのムラを小さくしていく。
  4. 乱れていれば元のスピードに戻して動きを確認する。
  5. 繰り返しながら少しずつレベルアップ。

またスピード以外で正しい動きができない原因の一つには単に包丁が切れないからというのがあります。軽く切れないので余計な力が入ったり、無意識に余計に持ち上げようとする結果正しい範囲から外れてしまうということです。切れない包丁の方が怖いと言われる理由です。

包丁をつかわなくても料理はできる

どうしても包丁は怖いという場合それでも料理できますので他の道具をうまく活用しましょう。

  • 皮むき → ピーラー
  • 千切り・薄切り → スライサー
  • 乱切り・ぶつ切り → キッチンばさみ
  • みじん切りなど → フードプロセッサー

人参の皮むきなどはよほどの腕の人でない限りピーラーの方が速いですし、海外では肉や野菜を切るのにキッチンばさみの方がよく使われることもあるようです。

もともと日本の包丁技術はレベルが高いわけで、苦手な人はそのレベルに無理に合わせなくてもいいと思っています。

切ったらポジティブにとらえる

手を切らないで包丁がうまくなった人はだれもいません。ですのである意味包丁が上手くなる最終奥義は、指を切ることに慣れることです。

ただ指を切ってしまうとやはり痛いですし、やる気がちょっと落ちてしまうこともあるかと思います。

そんな時は指を切るってことは大きな成長をしたと考えましょう。修正課題が見えたということです。その時の限界を超えて一段階上に行こうとすると必ず指は切ります。

私は初心者の頃たぶん20~30回くらいは切っていますが、そのおかげでここ10年は一度もケガしていません。切った=上手くなったとぜひプラスにとらえてその経験も生かして上達していってほしいなと思います。

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