初心者が料理教室に通う前に知っておきたいことまとめ

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ほうちょう、まな板、フライパン、ホイッパー、はし、女性のイラスト

あまり料理はやったことがないけどこれからしっかり学びたい!とお思いでしょうか。もしかしたら料理教室に興味をお持ちかもしれません。

この記事では料理教室に通うことのメリットとデメリット、初心者が料理教室を選ぶときのポイントをまとめています。

私は15年以上料理を仕事にしていましたが、スタートは高校の調理科で学んだことでした。料理は独学で上達することはもちろん可能ですが習うメリットというのは確かにあります。

目次

初心者にうれしい3つのメリット

初心者にとっての料理教室のメリット3つです。

1.料理の基礎をマスターできる

料理の基礎。女性イラストのふきだし。包丁、基本メニュー、火加減、調理器具。

料理初心者にとって最初の壁になるのは基礎の基礎です。例えば

  • 包丁の使い方とコツ
  • 火加減やフライパンの扱い
  • 調味料のはかり方や使い方のコツ
  • だしの取り方やご飯の炊き方
  • 肉や魚の取り扱い方

などですね。こういったことはレシピには書いていないので意外としっかり学ぶ機会がありません(でも最近は動画などで無料で学ぶこともできるのでいい時代になりました)。

多くの料理教室では

講師のお手本 →疑問点は質問できる →その場で実践 →確認とアドバイスをもらえる

という流れになります。

その場でアウトプットしフィードバックをもらえるというのがポイントです。このため独学よりもスピーディーに身につけていくことができます。今まで自己流でやってきた人も自信を持てるはずです。

また料理には基礎を身につけるのに適切な基本のメニューというのがあります(例えば、肉じゃが、コロッケ、ハンバーグ、ほうれん草のおひたしなど)。独学だとどうしても好みや得意不得意で学習に偏りがでてしまうので、まんべんなくマスターしていくのは意外と難しいです。

またこれだけネットでレシピがあふれているとその情報も玉石混合です。

料理教室は基本をマスターするためのしっかりしたレシピを用意しているのでその点で安心です。

2.質問できる、確認してもらえる

質問&確認。女性イラストの吹き出し。なぜ失敗?これでいい?

初心者がレシピや動画で独学する場合「どうしてもわからないこと」ってあります。大抵はある程度の経験があることが前提にされているからです。

例えば、

  • レシピに書いてある「少々」「中火」ってどれくらいなのかわからない。
  • 「サッ」と茹でるってどれくらいなのか見当がつかない
  • せん切りの動画を見たけど、自分がやるとなぜか上手く行かない
  • 火加減や混ぜ方のコツがどうしてもわからない。
  • この味付けでいいのだろうか、自分の舌に自信が持てない。だれか確認してほしい。

先述のとおり料理教室ではこういったことを先生に質問する確認してもらうことができます。

独学の場合、どうしても一方的な発信を受け取る形になります。

料理はけっこうアナログというか感覚の世界なので、結局その場でやってみせてもらないとわからないことってたくさんあります。

ピンポイントで確認したいことをその場で質問できる、ライブで見本が見れる、確認してもらえる、というのは教室の大きなメリットです。

3.上達の過程がわかる&偏りがなく学びやすい

上達の実感。女性イラストの吹き出しで、カリキュラムで安心、できるようになってきた。

初心者の場合そもそも何から取り組んでいいのかよくわからないということがあります。漠然と勢いではじめても上達の過程やルートが見えないんですね。

なんとなくやっていると作る料理もどうしても馴染みがあるものばかりになります。また急に目新しいものをやっても失敗しやすいですし、場合によっては調理中・調理後のものが成功しているのか判断できないという形で壁に当たります。

料理教室の初心者コースはたいてい基礎が身につきやすいメニューを偏りなく選定しています。そういったメニューを通じて、他の料理に応用するための基礎・ポイントを順に潰していくような形で身につけられます。

「今日はなにを作った」ではなく、この献立を通じて「下茹でのやり方を身につけた」「○○切りのポイントがわかった」などがあるとステップアップを実感できます。

また「信頼できる先生についていけばいい」と思えると安心感が違います。

またカリキュラム全体を通じて飽きが来ないように、楽しく学べるように考えられているところもあります。これらのメリットがあるので単発よりもカリキュラム形式の方が習う価値は相乗効果的に高くなると言えます。

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初心者が気をつけるべき3つのデメリット

続いて料理教室で学ぶデメリットです。

1.費用が高い&通うのがたいへん

費用&交通。女性イラストの吹き出しで、予算が…行くのが面倒…

料理教室はそれなりに大きな出費です。

グループレッスンでも一回当たり5,000円くらいが相場です。

食材費も込みですし他の習い事に比べて特に高いわけではないですが、それだけあればいろいろ独学することも可能です。

例えば20万というお金があれば、たくさん料理本を買ったり食材を買い込んで練習したりできます。習うより慣れろというのは料理については本当です。特にコツを自分で掴む自信がある人は独学をおすすめします。

上記のような理由があるので、個人的に本当に料理教室をおすすめしたいのは時間を買うという感覚をお持ちの方です。私自身プロに習うことの価値を体験して知っていますので。

またもう一つ、思っている以上に通うことが負担になることがあります。行き帰りの時間や交通、スケジュール調整などです。

特に遠方を選ぶ際は気をつけましょう。最初はやる気満々なので気にしないかもしれませんが、そのうち思った以上に行き帰りが億劫になることはあるものです。

やはり近所や通勤途中などが一番いいのかもしれません。

2.グループ制だとすべてを体験できない

グループ制。女性イラストの吹き出しで、やりたかったことが…、レベル差、人間関係。

多くの料理教室で最大のネックになるのはグループ制でレッスンすることです。

1つの料理を数人で作っていく形になります。これは思っている以上に問題になります。

せっかくその場でやる機会があるのに、自分が担当できない部分についてはまったく身につきません。

4人で作るとしたらたった25%しか経験できません。例えばデミグラスソースハンバーグ、スープ、サラダという献立だとします。ハンバーグやソースを覚えたかったのにサラダの野菜を切る担当になってしまったということがよく起こります。

実際多くの料理教室の不満や口コミを見てもグループレッスン関連が大多数を占めます。周囲とのレベル差が問題になることもあります。

料理のグループレッスンというのは不思議です。

例えば同じグループレッスンでも手芸やフラワーアレンジメントなどなら大抵一人一人がそれぞれ作っていきます(習ったことないですがたぶん)。ところが料理教室だと共同作業が当たり前です。

この事実を料理教室だから仕方がないと考えるとがっかりする可能性が高いです。みんなで分担することの弱点を軽視しないようにしましょう。(調理学校でさんざん経験した私より。)

また知らない人同士で組むので人によっては毎回かなり気を遣うことになります。

なまじ知り合いになると人間関係がストレスになるという声も少なくありません。

3.レシピをこなすだけでコツがつかめない

レシピだけ。女性イラストの吹き出しで、講師のレベル、無駄な時間。

多くの料理教室はレシピ通りに作っていくという方法で上達を目指します。基本的に料理というのはレシピをいろいろなぞるうちに覚えるものなのでそれ自体は問題ありません。

ですが家庭科の調理実習のようなスタイルだと習っている意味がない、特にコツなどを教えてもらっているわけでもないということになりかねません。具体的にはこういう場合です。

  • お手本や説明が少ない。
  • グループレッスンのため一番やりたいところがやれない。
  • 講師が少なく自分のことを見てくれない、質問するタイミングもない。
  • 講師の経験や指導力が不足している。
  • 料理の前後など無駄な時間が多い。

家で一人で練習したほうがいいと感じる可能性もあります。

せっかく高いお金を出しているのにこうなっては悲しすぎますよね…

初心者が料理教室を選ぶときのポイント

いろいろなタイプの料理教室がありますが、すでに見ていただいたメリット・デメリットをまとめると初心者におすすめの教室はこうなります。

  • 単発でチョイスするタイプよりもカリキュラム制がいい
  • グループ制よりもマンツーマン制がいい
  • 料理経験豊富講師

もちろんこれらの条件を満たそうとすると費用相場が高くなります。ただ初心者の場合は特にそれだけの価値があるので、予算が許す方はこの3点で探していくとよいかと思います。

それぞれもう少し詳しく解説します。

カリキュラム制

カリキュラム制。コック帽のねこのイラストの吹き出しで、一つ一つ丁寧に、計画的な期間。

初心者の場合単発の講座よりも初心者コースなどのカリキュラムがある教室がおすすめです。

単発の講座だと基礎的な技術をまんべんなく網羅していくことが難しくなるからです。また作りたい献立を選ぶタイプだと参加者のレベルもバラバラになりがちです。

包丁の持ち方、調理器具の使い方、火加減や味付けのコツなど、一つ一つ丁寧に習得していけるのもカリキュラム制の強みです。

また何事もそうですが基礎の習得期間はだらだらと行なうよりも計画的・定期的にすすめていく方がいいです。

マンツーマン制

マンツーマン制。コック帽のねこのイラストの吹き出しで、100%やれる、確実な成果。

予算が許すならマンツーマン制がおすすめです。デメリットのところで述べた通り、グループ制だと思った以上に身につかないということが多々あるからです。

私の場合高校の調理科で3年間グループ制で調理実習を経験してきました。私は包丁もほとんど持ったことのない初心者でした。周りの生徒はある程度家で料理をしてきた子、料理が好きな子が多かったです。

一年生の頃は周りについていけなくて実習中何がなんだかわかりませんでした。自分がメインの作業に入ると滞ったり大失敗しそうなので、ちょこちょこした作業をしたり、洗いものばかりしていました。それでも得るものはあるのですが、やはり高いお金を出して通うなら自分自身が作業しないともったいないです。

中途半端に安いグループレッスンを受けると逆にもったいない部分があります。

例えば4人1グループなら25%しかやれませんし、先生の指導もあまり受けられません。

その結果あまり意味がなかったという声が多いです。

一方マンツーマン制なら100%自分がやれる上に先生の指導も100%です。マンツーマン制はそれなりに費用が大きくなるのでだれもが選べるわけではないですが、せっかく習うなら確実に成果が出るほうが後悔しなくて済むと思います。

講師がベテラン

経験包な講師。コック帽のねこのイラストで、料理のプロから、本物のスキル。

大手料理教室でありがちなのが講師陣が若く経験が浅いこと。なぜなら卒業生が講師になるパターンがとても多いからです。

こういった教室はレッスンスタジオやレシピなど雰囲気は華やかかもしれませんが、こと初心者が「基礎からしっかり」を目指そうとすると残念な結果になるかもしれません。

講師として採用・評価する基準も「営業力があるかどうか」だったりします。習う側としてはやはり料理の経験そのものが豊富な方に教えてもらいたいです。

【RIZAP COOK】 は上で書いた条件を満たしているので、都心に出られる方ならおすすめです。

  • 【カリキュラム制】スキルと自分の目標に合わせたプログラム
  • 【マンツーマン制】グループレッスンにありがちな悩みを避けられる
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料理上達を目指す初心者まとめ

料理初心者が料理教室に通うメリット↓

  1. 料理の基礎をマスターできる
  2. 質問できる、確認してもらえる
  3. 上達の過程がわかる&偏りがなく学びやすい

気をつけたほうがいいデメリット↓

  1. 費用が高い&通うのがたいへん
  2. グループ制だとすべてを体験できない
  3. レシピをこなすだけでコツがつかめない

初心者が料理教室を選ぶときのポイント↓

  • 単発でチョイスするタイプよりもカリキュラム制がいい
  • グループ制よりもマンツーマン制がいい
  • 講師が経験豊富のベテラン
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