ハウスボールでアベレージを上げるために心がけたことをまとめました。上げたと言っても140台から170になっただけですが。※正確には直近30ゲームで169.5でしたが四捨五入ということで。もっとも「実験」や「試し」に使ってしまったフレームやゲームも含んでいるので、すべて真剣にやっていたら172くらいだと思います。
記事で書いているのは具体的・技術的なことではなく心がけたことです。その道の先輩から見たら常識中の常識ばかりかもしれませんし、逆に違うと言われてしまうことかもしれません。
1.ボールは指穴でしっかり選び、指穴のオイルには敏感になる
ハウスボールはたくさん並んでいますが同じ重さのボールでも指穴の大きさや位置はぜんぶ異なります。時間をかけて最低5個くらいは指を入れていき一番しっくりくるやつを選びます。できれば全部試します。
同じボウリング場なら番号を覚えておいて同じものを選びます。ある意味ハウスボールのマイボール化です。1個だけだと使われている可能性が高いので、できれば2個決めます。※「いつものボール」と「サブのボール」を両方使われていた日もありましたが。
最初の頃はかなり適当でした。一番取りやすい位置にあったやつとか、最初にしっくりきたやつとかで決めてしまっていました。ちゃんと同じものを選んだり、それができなければ徹底的に全部試すくらいの感じにしたらやはり投げ始めのしっくりこない感じが無くなりました。あと手指がほとんど疲れなくなりました。
あとハウスボールは指穴がオイルだらけのことが多いです。これをふき取れるティッシュ等を用意しておくのは意外と大事だと感じています。ぬるぬるの場合は結構念入りにふき取るとだいぶ違います。
2.できるだけ超短期詰め込みにする
1か月半の記録を振り返ると5日中3日くらいの頻度で通っていました。週で言うと3~5回くらいです。初月のゲーム数は100強でした。
人間は短期間に集中的にやったほうが伸びると思います。もし最初の100Gを3か月とかに分けていたらずっとアベ150台とか160程度で止まっていたかもしれません。
なぜなら2~3日くらい空けるだけでもフォームと感覚を忘れることを実感したからです。
なので最初は毎日が理想と思います。ある程度まで一気にいったらその後は週一とかにしてもいいですが、最初からそれだとたぶん伸びません。これはボウリングだけの話ではなくて経験的に何事においてもそうだったからです。
”いい感覚を思い出してはその日が終わる”を繰り返していたら課題も見つけられませんし、1本残りを普通に何回もミスるみたいな状態から延々抜け出せていない気がします。
3.体のどこかに違和感を感じたら早めに切り上げる
2.で書いた通り初心者はなるべく期間を空けないことがキモです。ただボウリングの場合負荷がかかるので、体を痛めないことも大事と考えました。
そのためには体のどこか一か所に違和感が出たら切り上げることです。とはいえ最初わかっていてもこれができずに非効率な時がありました。
私の場合指や腕はほとんど痛くなったことはないですが、よく脚にきます。左足の付け根やひざ、右足首や足の裏あたりです。特に左足の付け根や左ひざが痛い場合は致命的にフォームが乱れるので要注意と思っています。
少しでも違和感があったり痛い場合は早めに切り上げるようにします。そうしないとどんどんアベレージは低下しますし、フォームも乱れて理想形を忘れる危険が出てきます。
本格的に痛めるとしばらく休む必要がでるのでブランクも空きますし、へたすると癖になります。軽い痛みでも切り上げるようにした結果2~3日休めば完全に大丈夫という状態を維持できました。これが5日のうち3日というハイペースでも続けられた要因だと思います。
また予防としては一日に投げすぎないようにすることはもちろん、ストレッチをするようにしました。
4.”きれいなボウリング”を目指す
”きれいなボウリング”とはフォームがきれいで静かなことです。
- ボールで大きな音をたてない(少なくとも落としたり放り投げたりしない)。
- 右足をしっかりと左足の後ろに回す。
- 右手はしっかりと前に出し振り上げる。
- 猫背にならない。前傾でも背すじを伸ばす(軽く胸を張るみたいな感じ)。
まあ実際には録画して確認したりとか、プロに見てもらったりとかしてないのでわかりません。ただ周りでやっている人の中から「この人きれいだな、静かだな」という人をまねしていたら自然に結果が良くなったので心がけています。またスコアだけなくスピードや回転も含めてよくなったと思います。
中には独特な投げ方の天才系の人もいるとは思います。ただ眺めている限り総じてきれいな人ほどうまい確率が高かったです。
加えてマナーを守ることや隣の人とのコミュニケーションです。隣と同時投球を避けるのは当然ですが、2~3レーン先も視野に入れておくのはやはりいいと思います。私は視界に入るものにとても影響を受けやすいので2~3レーン先の人と投球が被ると注意がそちらに行ってコントロールが乱れます。絶対のマナーではないものでも心がけると自分にも返ってくるものだなと思います。あと当然ですがファールはしないことです。
5.何かを発見しそうなら徹底的にやりこむ
いい感じで投げていると自分なりのコツみたいなものを発見しかけることがままあります。
理由はわからないけど今日はすべてが嚙み合っていていいぞ、という時もあります。
そういう時はできる限り延長して徹底的に理由を探します。もちろん予定や予算や体力が許す場合ですが。そしてできるだけ次回をはやく迎えます。忘れないうちに繰り返して検証を終わらせ、自分の法則として確定させます。こうして自分の成功法則を一つずつしっかり増やしていくことができます。
フォームの修正点やいい感覚が見つかりそうになったら徹底的に10~15G以上やりました。そういう時が何回かありましたが、その時に一気にアベ10点分くらい実力が上がった感じです。具体的にはコントロールミスする決定的な要因を潰せたことや自分にとって適切なスピードやボールの回転を見つけられたことです。
一方いい感じの時に理由を何も見出さずに「なんか今日はよかったなあ」となると、次もゼロから感覚でやることになります。
また調子や結果がいい日は無意味にたくさん投げたくなりますが、上記のような発見につながらなそうな場合は自分を律してやめるようにします。疲れてフォームが乱れると逆効果ですし、無駄にスコアを出すよりも発見がありそうなときに体力や費用を回す方が絶対いいです。
6.ダメな日はスコアは捨てて実験に使う
4の反対ですがなぜか徹底的にダメな日もあります。スコアが悪いのはもちろんですが体がしっくりこないみたいな場合です。
こういう日は実験と検証みたいなものに当てています。もしかしたら数ゲーム根気よく続けたら感覚が戻るかもしれませんが、それよりも気になっていたことを実験するほうが私の場合得るものが多かったです。
例えば立ち位置を思いつく限り全種類試すとか、限界まで遅いスピードで転がすとか、いろいろな重さを試してみるとかです。それでピンアクションとか軌道がどんな感じになるかを見ると参考になります。
なんでも動画で見られる時代ですが、こういう体験は自分で試すことでしか得られません。不調の日は潔くスコアは全部捨て、いろいろ実験することに使ったのはよかったなと感じます。
まとめ
- ボールは指穴でしっかり選ぶ
- できるだけ超短期詰め込みにする
- 体のどこかに違和感を感じたら早めに切り上げる
- ”きれいなボウリング”を目指す
- 何かを発見しそうなら徹底的にやりこむ
- ダメな日はスコアは捨てて実験に使う
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