一人ボウリングをしはじめて、マイボールという選択肢が目に入るようなりました。なにしろおひとり様が多い時間帯はほとんどがマイボウラーですし。でも私の場合ハウスボールのほうがいいという結論になりました。
まあ私の場合ストレートが大好きなのでそこまでマイボールに興味もないし必要性も感じません。ちなみにどのくらいストレートが好きかというと、「フックにしたらアベレージ30上がるよ」って言われてもストレートのほうがいいです。ストレートを捨てるならボウリングをやる意味を感じません。スコア<ストレートボール。
ただストレートを投げるにしてもマイボールという選択肢はもちろんあります。「手に合ったボールってやっぱりいいのかなあ」とか「破壊力が増すなら魅力的だなあ」とか。ただマイボールを持たないメリットを考えてみたら、すっきりとマイボールへの興味がゼロに落ち着きました。
ここではその5つを書き出します。言い換えるとハウスボールの利点です。
なおここまで読んでお分かりの通り完全に個人の主観主義です。
1.趣味としてのプレッシャーがない
ハウスボールだと一切のプレッシャーがなく気軽な趣味として楽しめます。
ここで言うプレッシャーというのはプレイ中の周りの目線とかではなく、「自分の趣味はボウリングである」という自分自身へのプレッシャーです。上達や向上へのプレッシャーとも言えます。
マイボールを持つと、定期的に行って元を取らないといけない、とかスコア上達を目指さないといけない、とか大会に出るくらいにならないと、とか自分で自分の心に勝手にプレッシャーをかけそうなところがあります。
何か本格的な趣味を持ちたい、という場合はこういうプレッシャーを自分にかけるのはよいことかもしれません。
ただあくまで技術向上ではなく運動や気分転換として気軽に楽しみたいという場合はハウスボールのほうがこういった圧力がなくて子ども心のまま楽しめると思います。実際私は一人ボウリング中は完全に童心です。小学生の時に親に連れて行ってもらったときの気分のままです。
2.出費が抑えられる。”沼”に一切入らないで済む
当然ですがハウスボウラーならマイボールを作る費用がかかりません。
またマイボウラーの方を見ているとバッグや様々なグッズを持ってきていて費用的になかなかに見えます。
さらにマイボールは1個作って終わりではなく、上達の過程でいくつも作るのが当然のようです。
以前カメラを始めようとしたときに、会社の先輩2人に話を聞いたことがありました。2人とも以前ハマっていたということです。カメラには「レンズ沼」というのがあるそうで、あらゆるレンズに手を出して大変な出費になったそうです。その話を聞いてやめました、スマホのカメラでいいやと。自分はけっこう危険なタイプと感じたからです。
マイボールも”沼”っぽい雰囲気を感じます。ハマったら「アベレージを5上げるためにあとボールを2つ作って試したい」とかなりそうです。
最大の予防は最初の1個をつくらないことです。
3.どこのボウリング場でもふらっと立ち寄れる
ハウスボウラーなら荷物がいりません。どこでも、例えば出先で時間を潰したいみたいなときでも気軽に楽しめます。一方マイボウラーになってしまうと持ち物の関係上あらかじめ予定を決めないといけなくなります。
私の場合レンタルシューズ代を浮かすためにマイシューズは持っていますが、シューズは軽いから運ぶのは苦ではないですし、出先ならハウスシューズでもぜんぜんいいです。
もっとも常に車移動が基本という人はこの項は関係ないですね。
私は自転車派なのでもしボールを作ったら一番よく行くボウリング場のロッカーを借りることになりそうです。そうしたらもう他のボウリング場には行けないですし、ロッカーレンタル料もかかることになります。
4.ハウスボウラーの割にはうまいという余裕
ぼっちでやっていると周りにうまいマイボウラーの方が来ることが多々あります。あるいは学生のグループが来てわいわいしていることもあります。
そういう時にマイボウラーだとプレッシャーを感じそうです。一人で来ているマイボウラー=うまくて当然と思われてそうだからです。
ですがハウスボウラーならそんなことはありません。初見なら「数年ぶりに運動不足解消のためにふらっと来た人」と区別がつかないからです。どんなに絶不調でもノーヘッドを連発しても周囲の目線を気にする必要はないです。
むしろ170~200くらいを出していればハウスボウラーにしては明らかにうまい方なので、自分の心に余裕を持つことができます。
私の場合一人でやっている人が多い時間帯を狙っていくのでマイボウラーに挟まれることも少なくありません。一人だけハウスボールでど真ん中から直球ズドン。マイボールだと迷いが出そうですが、ハウスボールなら我が道を行くのも気楽です。
5.友達と遊ぶときに浮かずに済む
マイボールをつくってしまって「もうハウスボールなんて投げられない」となったときの問題のひとつは、友人などとの遊びのボウリングで自分だけ浮くということです。
かといって浮かないようにハウスボールを使ったらぜんぜん楽しくないのかもしれません。
つまりマイボールを持ったらガチの人としか楽しめないという”向こう側”に行くことになります。
まあ私の場合、今は人と行く機会などなくただひたすらにぼっちボウラーなのでこれはどうでもいいです。というか中高年はそういう人が多いでしょう。交流がほしければ大会参加や同じボウリング場でどんどんマイボウラー友達でも増やせばいいだけです。
ただ若くて友人が多い人や学生さんなんかはここはけっこう大きな点かと思います。
もっとも最近はラウンドワンのおかげもあってかマイボウラーの敷居がだいぶ低いようです。ラウンドワンは一人ボウリングで行ったことないのでぜんぜん最近の様子は知りませんが。
まとめ
マイボールを作らないメリット5つ
- 趣味としての上達のプレッシャーがない
- 出費が抑えられる。”沼”に一切入らないで済む
- どこのボウリング場でもふらっと立ち寄れる
- ハウスボウラーの割にはうまいという余裕
- 友達と遊ぶときに浮かずに済む
なおマイボールを作らないことで受ける制限として、大会等に出られないというのがあります。ただ私の場合今のところ大会とかには出たくないので無問題です。というかおそらく出たくなるほどの腕になることもないでしょう。
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