【合格者より】食生活アドバイザーの難易度・取得メリット・勉強法まで、知りたいこと全部まとめました

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フォークや鍋など料理関係の散りばめられたアイコン。

食生活アドバイザー3級に合格しているのでこの資格についてまとめてみます。

高校卒業で調理師免許を取得後15年以上調理現場にいました。わりと資格マニアで取得資格(検定合格)は35個くらいです。

この記事ではこんなことがわかります。

  1. 食生活アドバイザーってどんな資格?(資格の基本情報
  2. 食生活アドバイザーの難易度
  3. 食生活アドバイザーの価値とメリット
  4. 科目と具体的な内容取得後の仕事
  5. 食生活アドバイザーの勉強法

記事の内容は執筆時点のものです。申し込みや受験をされる際は必ず公式サイトをチェックしてください。

目次

食生活アドバイザーってどんな資格?

どんな資格?トマトやフライパンなど料理系のシルエットアイコン。

まずは一言で食生活アドバイザーって何?

食生活アドバイザー検定 公式サイトに聞きましょう。

『食べる』を『生活』の視点で考えることが、
『食生活アドバイザー®』の仕事です。

食生活アドバイザー検定 公式サイト

これだけだとさすがにサクッとしすぎなのでもう少しだけ詳しく。

おそらく”食育”という言葉は耳にされたことがあるでしょう。これは健全な食生活を実践することができる人間を育てるという意味です。今とてもニーズがあり、法律もあります。

食生活アドバイザー検定 公式サイトにも2005年7月に施行されたその法律「食育基本法」との関連が掲載されています。試験の内容はこの重要性を増している法律と近いのです。

ちなみに食育基本法は私が携わっていた学校給食とも特に密接な関連があります。昭和の時代は給食の役割は栄養補給という感じでしたが、現代は給食を通じて教育をするという部分がかなり高まっています。給食を生涯にわたって続く食習慣・健康のベースにしようという考え方があります。

簡単まとめ:食生活アドバイザーは食育の資格。食育は法律もあってニーズ重要性も高い。

ではいよいよ資格の基本情報です。

認定民間資格(一般社団法人FLAネットワーク協会)
受験資格だれでも受験できる
試験級など3級・2級(併願可能。2級からもOK)
実施日等年2回(7月、11月)
食生活アドバイザー資格の基本情報

まずはだれでも受験できますので受験資格については安心です。

実施日が年2回ですがなぜか夏と秋に偏っているので勉強開始のタイミングには注意しましょう。

願書請求期限もおよそ2か月前くらいに設定されているので逃さないように気をつけましょう。食生活アドバイザー検定 公式サイト 願書請求についてのページに情報があります。

食生活アドバイザーの難易度

食生活アドバイザーの難易度。料理の小物など散りばめられたシルエットイラスト。
試験方式3級:マークシート式 2級:マークシート+記述式
合格率平均で3級65%、2級40%(公式サイトより)
食生活アドバイザー資格の合格率など

3級はマークシート方式で3人中2人合格なので易しめの試験と言えます。食や料理の分野が未経験でも十分いけそうです。

まずは公式サイト 一般社団法人FLAネットワーク協会食生活アドバイザー検定 チャレンジ問題3級をやってみてイメージをつかむのがおすすめです。

調理師試験も含めて食や生活に関わる試験というのは、勉強していなくても「だいたいこれっぽいな」と見当がつく問題も少なくありません。たまたま完全に知っていたという問題もあるかもしれません。その意味では勉強に入りやすく、安心してスタートを切りやすいです。例えば法律系資格のような「どうにもとっつきにくいからすぐに挫折してしまった」ということは少ないタイプの試験です。

2級の難易度

ただ2級については少し印象が変わってきます。まず合格率が40%。そしてマークシート+記述式という形です。

なお内訳は

  • 選択問題(マークシート形式 42問)
  • 記述式問題(13問)

となっています。配点と合格点は

  • 選択問題1問2点
  • 記述問題1問3点
  • 合格点74点以上(123点満点)

という構成です。記述式の方が配点が高いうえに13問もあるので侮れません。記述式というのは学習時に自己採点しにくいというのもネックになるポイントです。

では勉強法…の前にまだ資格の概要しか知れていないので、価値やメリット、内容についてもう少し具体的にみていきましょう。

食生活アドバイザーの価値とメリット

フライパンやミニトマトなど料理のアイコン。

食生活アドバイザーは「食育」という言葉がまだ辞書になかった1999年に発足した検定です(ちなみに食育基本法は2005年)。つまり20年以上の歴史。食生活への関心の高まりから着実に受験者数を伸ばしているので、資格の価値にはそれだけのものがあります。

”食育”に関する資格は自宅受験など手軽なものがやや乱立している感がありますが、食生活アドバイザーはプロ向けのしっかりした資格として認知されています。

個人的にも食関連の資格・検定の中では知名度が高い方だと感じています。

「日本の資格・検定」AWARDS 2019でも注目の資格・検定ランキング部門で1位になっています。

自宅や家庭内で生かす系の食育資格も多いですが、食生活アドバイザーは企業活動で活用することが想定されています。ここが他の食育資格と一線を画していており、食生活アドバイザーのメリットと言えます。

個人的にも食育系の中から一つお勧めするなら食生活アドバイザーと答えます。履歴書に書く価値が比較的高めだからです。

科目と具体的な内容、取得後の仕事

食生活アドバイザーはまさに家の中から社会レベルまで食生活全般、トータルな知識が必要です。

科目と概要を見てみましょう ※3級・2級共通です。

  • 栄養と健康(栄養・病気予防・ダイエット・運動・休養など)
  • 食文化と食習慣(行事食・旬・マナー・配膳・調理・献立など)
  • 食品学(生鮮食品・加工食品・食品表示・食品添加物など)
  • 衛生管理(食中毒・食品衛生・予防・食品化学・安全性など)
  • 食マーケット(流通・外食・中食・メニューメイキング・食品販売など)
  • 社会生活(消費経済・生活環境・消費者問題・IT社会・関連法規など)

いかがでしょうか。上の方はなじみがあると思いますが、下に行くほど社会のしくみの話になるので難しそうですよね。ですが逆にここが家庭向けの食育資格との違い、履歴書に書ける価値になります。

具体的には食品の販売福祉施設などで食育指導を担う人におすすめの資格です。提案やアドバイスなどが業務に含まれる人にはぴったりでしょう。もちろん飲食店や、家庭でも役にたつ内容です。

食生活アドバイザーの勉強法

料理系のアイコン。勉強法。

以前3級に合格しましたが、ごめんなさい昔すぎてあまり覚えていません。市販テキストを1冊買いましたが見つからないのでおそらく売ってしまいました。

ただ難易度は普段食に関わらない人でも対策すれば十分いけるという感想です。3級だけならやはりテキスト1冊で十分でしょう。

すでに一度紹介しましたが、だいたいどんな問題が出るのか公式サイト 一般社団法人FLAネットワーク協会食生活アドバイザー検定 チャレンジ問題3級をやってイメージをつかみましょう。おそらくこれならテキスト一冊でいけそうだなと感じるはずです。

過去問は今はアプリが充実しているのでおすすめです。やはり本よりもゲーム感覚でサクサクすすめられます。また科目の得意不得意をグラフ化、間違えた問題をあとでもう一度、といった機能がついているものが多いです。「食生活アドバイザー アプリ」などで検索するといろいろ出てくると思うので試してみてください。

本格的に勉強する気持ちなら基本教材に加えてWebテスト、添削や質問など各種サポートがセットになった通信講座という選択肢もあります。

ユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座 は2級・3級の両方の試験に対応しています。2級までチャレンジするかもしれない、あるいは最初からダブル合格を目指すという方は検討してみてもいいかもしれません。特に2級はマークシートだけでなく記述式があるのでしっかりした対策は不可欠です。やはり記述式は自己採点が難しいです。

食生活アドバイザーの資格まとめ

  1. 食生活アドバイザーってどんな資格? →「食育」の資格
  2. 食生活アドバイザーの難易度 →3級は易しめ。2級は記述式もあるので少し難しい。
  3. 食生活アドバイザーの価値とメリット →家庭で役立てようという食育資格が多い中、企業で生かせるというメリットがあるため価値が高い。
  4. 科目と具体的な内容取得後の仕事 →範囲は身近な家の中から食に関する社会全体まで。生かせる職種は食関連で広い。特に食に関する提案やアドバイスが業務に含まれる人。
  5. 食生活アドバイザーの勉強法 →3級はテキスト1冊でいけそう。過去問はアプリが便利。2級は記述もあるので通信という選択肢も。

ちなみに食関連のおすすめ資格についての記事も人気です。食関連資格はたくさんありますが、もと食のプロ&もと資格マニアという強みを生かして厳選まとめしています↓

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