料理の大変さは限られた予算と時間で毎日やり続けるところにあります。
私は給食をやっていた時期が長いので、「おいしい」以上に「いつもありがとう」というのがうれしかったです。家事の場合もそれに近いんじゃないかなと思うのでそれについて書いてみます。
主婦が料理自慢の夫にもつ不満
料理が趣味ということはいい面だけではありません。なまじ趣味で料理をする人への不満を集めるとこんな感じになります。
- こだわりが強すぎる
- 高額な食材や道具を買い込む
- やたら時間をかける
- 片付けない、汚れる、キッチンが元に戻っていない
- 店の料理にケチをつける(食材費・人件費との兼ね合いで計算している店の実情は無視)
これらは限られた条件で毎日やり続けるということの反対とも言えます。
休日にたまにやるとのは違う
限られた予算と時間でやるということは、自由にお小遣いと休日の時間を使える趣味とは違います。
- 限られた予算…欲しい材料をチョイスしているのではなく特売や手に入るもので作る
- 限られた時間…仕事、他の家事や育児も並行している
家事としての料理も「仕事」としてとらえるほうが適切な面があります。
例えば100点の材料を仕入れると総合的にだめなことは多々あります。一度の生産のために新しい部品を調達したりするのは非効率で経済的ではありません。
やり続けるということ
毎日やっていると、やりたくない日や疲れている日は定期的にやってきます。
どんな仕事でもちょっとやってみる「体験コーナー」は楽しいものですが、ずっとやり続けてはじめてつらさもわかるものです。
料理が好きで慣れている人はそれほど苦にはしません。それでもどうしても料理がきつい日はあります。
また毎日の食事にはレパートリーと栄養バランスも必要です。好きなもの、得意なものだけ作ればいいわけではありません。
作るよりも献立を考えるのが面倒くさいという声は多々あります。勉強など何事もそうですが、はじめる前が一番きついのは共通しています。
マルチタスク
料理そのものもマルチタスクですが、料理以外の家事と同時並行しなければならないという条件も多いです。
子どもを見ながら、洗濯を回しながら…合間に下ごしらえするなどの場合もあります。
感謝を伝えること
家事の負担として料理は比較的重い方になると思います。
昔何かの本で読んだ話です。
講演会か何かで、夫への不満をあれこれと挙げた妻に「ではどうして欲しいのですか」と聞いたら、ただ「感謝してほしい」と言ったそうです。
もし同じように負担できないなら感謝するのが大事です。感謝していればやらなくていいとかではないですが感謝は基本です。
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