【引越し・模様替え】オーブンレンジのアース線が届かなくなったので延長してみた

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オーブンレンジの裏側と工事に必要な道具。

最近オーブンレンジの配置換えをしましたが、「アース線が届かない」という事態に直面し困りました(電源ケーブルも届かなかったですが普通に延長コードにしました)。

さて、アース線とかよくわからないし自分でやるのはなんか怖い。でも毎日の使い勝手を考えると配置は妥協したくない。

ということで電気とか基本すら何もわからない素人ですが、なんとかアース線を届かせることができました。

一応その際に調べたことなどを備忘録として記事にしてみます。

※当方電気工事の専門家等ではないどころか学校の授業でも電気とか一番よくわからかった人です。正確でない情報があるかもしれません。アースの接続等は自己責任でお願いします。

目次

やり方二種類

調べたところどうも二種類のやり方があるっぽいことがわかりました。延長するパターンと全部取り換えるパターンです。

延長するパターン

すでにオーブンレンジ側についているアース線に線を継ぎ足して延長する方法です。

こちらのほうが安そうなので最初こちらでやろうかなと思いましたが、つなぎ目が難しそう&しっかり絶縁しないといけなそうなことが気になります。

全部取り換えるパターン

こちら全とっかえのメリットはやはりきれいにできること。デメリットは延長よりはお金がかかりそうなことでしょうか。

今回は全部取り換えてみることにしました。

ということで早速作業開始。

ホームセンターで必要なものを調達

はてさてアース線とはどのコードを買えばいいのか。

とりあえずホームセンターに行きましたがたくさんの線が売っていてわかりません。もともと緑と黄色のコードだったので同じ色合いを探してみましたが売り場にありません。

ということで店員さんに聞いたら教えてくれました(よくわからない人は聞くほうがいいと思います)。緑と黄色のやつじゃないとだめだと思っていましたが、緑や赤の単色のやつでした。

ホームセンターではこんな風にローラーに巻き付けられて計り売りしている

こんな感じではかり売りしていたので必要だった3mで。

色は「どちらも中身は同じ」ということで緑を購入。

買ってきたコードと丸形圧着端子

あとなんか先端にくっつけるやつ。もともとついていたのと同じやつを買います。名前は「丸形圧着端子」というらしい。

買いに行く前にもともとついていたやつの内径を測っておくとよいです。

アース線の穴の径を定規などで測る

ホームセンターに行ってから内径がわからず買えなかった(一回家に帰りました)。

こういうことは下調べをしっかりね。

あと当然ですがレンジからコンセントまでの距離(余裕のある長さで)も測ってから買いに行きましょう。

潰す道具はペンチがいる?

端子を付けるには専用の圧着工具が便利です。こういうの。

でももっていない(買うと高い)のでペンチでやってみます。

あと電線の周りのゴムみたいなやつ(「被覆(ひふく)」というそうです)を切るのも専用の工具があります。これもないので裁縫用のまあまあ切れるハサミで代用。でもたぶん普通のハサミやカッターなんでも大丈夫です。

必要なもの一式。コード、端子、はさみ、ペンチ。

必要なものは上記4点。コード、端子、はさみ、ペンチ。

費用

ちなみに費用は以下

  • 切り売りのコード1mあたり63円×3=189円
  • 丸形端子173円(もしかしたら1個単位で買えたのか?は不明)

362円+税

ということで材料費400円くらいです。

もし延長するパターンを選んだとしたら線は1mだけ+絶縁テープだったと思うので150円くらい?でしょうか。

そろったからやってみよう。

接続手順

1.コンセント側にすでについているアース線がある場合は取り外す

コンセントにつけているアース線を取り外します。普通にドライバーでネジを緩めると外れます。

あと念のためレンジの電源コンセントも抜きましょう。

最初つけたままやっていましたが、考えたら抜いておいたほうが安全そう。

2.レンジ側も取り外す

レンジ側。こちらもネジを外します。実際には新しい線と端子を買いに行く前に外したほうがいいです(お店の人に聞けるように現物を持っていくのもいいかも。ネジは無くさないように注意)。

もともとついていたアースのネジをレンジ本体からはずす

3.線と先端の金具を接続する

まずは線の両端の被覆をハサミで丁寧にカットします。中の線まで切らないように。

コードの両端のゴムをハサミで切りました。電線自体は切らないように。

被覆をはずし片側を丸形圧着端子の穴に通しペンチで潰します。完成形はもともとついていたアース線を参考に。

専用の工具ではないので「しっかり潰してくっついた」と思っても引っ張ると抜けたりします。

ですのでグイグイ、グリグリと力の限り握るのを繰り返しました。力に自信がない方はだれかにやってもらうとよいかも。

普通のペンチで端子をくっつけます。かなりぐいぐい握り続ける。
コード片端に端子を付けた状態。

くっつきました。強くひっぱっても抜けなくなりました。

コンセントにつなぐ側はそのままなにもつけなくてもOK。

ちなみにこの作業や端子を買うのがたいへんという場合は下のような↓もうくっついているやつを買うとよさそうです(緑と黄色の線でもともとついているやつと同じ色合いですし)。

ただAmazonでは5mのやつしか発見できなかったので今回は採用しませんでした(欲しいのは3m)。

↑あとこれよく見たら端子の形が違いました。Y字になっている…

意外とAmazonでは端子付きの合うやつみつかりませんでした。

4.レンジにつける

新しいアース線をレンジ側にネジで取り付けます。

電子レンジ側に新しい端子をつけました。

5.コンセントにつける

コードの何もつけなかった端をコンセント側に差し込んでネジで固定。

最後にコンセントのところに電線の反対側をつけて完成です。

完成!

継ぎ足しではないのできれいにできました。

そもそもオーブンレンジのアースはつなげる必要あるの?

この機会に少し電気のことも勉強しないと…とも思いましたが、やっぱりよくわかりませんでした。

ということでつながないとどうなるかだけ。

アース線はいざというときに地面に電気を逃がす役割をしています。

例えばレンジが古くなる、落雷などで電流が外部に漏れることがあり(漏電)、それが人体に流れてしまうと特に大変、的な感じです。

アース線の接続は電気工事士でなくてもいい?

今回一応これだけは調べました。アース線は電気工事士でなくてもやっていいようです。

3.軽微な工事(電気工事法施行令第1条で電気工事から除外)

② 電気機器(配線器具を除く。以下同じ)の端子に電線(コード、キャブタイヤケーブル及びケーブルを含む。以下同じ)をネジ止めする工事 等

経済産業省 電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは

まあそうでないと家電を買ってきてつなぐだけで工事頼まないといけないことになるので当然と言えば当然です。

また地面に電気を逃がすだけなのでよくわからなくてもそれほど怖くはありませんでした。

まとめ

アース線が届かなくてキッチンの配置換えを諦めようかと思いましたが、やってよかったです。

数百円ですし、専用の工具がなくてもあるものでできました。

毎日のキッチンの使いやすさを考えたら配置で妥協しないほうがいいですね。

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