包丁の口コミについて思うこと

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まな板の上で包丁を使って野菜を刻む

包丁のオンライン販売を見ていると軒並み高評価・好意的なコメントになっていることがあります。

価格帯としては5,000円以上10,000円未満くらい、つまり家庭用としては比較的しっかりお金を出しているくらいのランクです。包丁という商品の特性上そうなるのは自然に思えます。

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包丁の評価や口コミがよい理由

家庭用包丁の口コミや評価を見る際に思う点2点です。

  1. 口コミを書いているタイミングは購入直後だが、そのタイミングでダメな包丁などほぼない。包丁の真価が問われるのは使い続けてから。
  2. 多くの人はおそらく比較評価できるほどいろいろな包丁を使ってはいない。

包丁についての口コミや評価を見てみると、購入直後に切れたかどうかという視点がほとんどです。長切れするか(刃の持ち・切れ味の持続性)、研ぎやすさなどの視点はありません。

そして今まで使っていた包丁と比べると…というパターンが多いです。その比較対象になる「今までの包丁」というのはホームセンターの2,000円前後クラスが多いと思われます。ほぼメンテなしが多数派かもしれません。それを基準に考えたら大抵の買いたての包丁は上になります。

これらが包丁に関して軒並み高評価になってしまう理由と感じます。逆に購入直後にケチをつけるとしたら営業面くらいです。

口コミから参考になる情報をひろう方法

では口コミから参考になる情報をひろうにはどうすればいいのでしょうか。

そもそもステマ等考えると評価や口コミを信用しすぎるのもどうかと思いますが、その議論はともかくとして以下のような情報は内容的に参考になると思います。

長期間使ってからの口コミを探すこと、そしてメンテナンス込みの視点を持っていることです。

「切れ味が長持ちします。」か「切れたのは最初だけでした。」

「研ぎやすいです。サッと研ぐと切れ味が戻ります。」かその反対。

もっとも切れ味というのは必ず落ちていきます。その評価はその人の使い方や主観によります。(※包丁の切れ味というのは基本的にまな板に当たることで落ちていくので、その頻度や衝撃度によってずいぶん変わります。また研ぎについてもその人の経験や技術によるところが大きいです。)

ただそれでも長期間使ってみた感想や研ぎなどについては作り話は難しいと思います。その点で買いたての情報よりはまだ信頼できそうかなと思います。

また他の包丁(ただしそれなりのランク)との客観的な比較はよいです。料理経験豊富そうな方の「他の包丁と比べて…」という情報は参考になる可能性が高いと思います。

いずれにせよ包丁を口コミで選ぶことは難しいです。

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